
↑ 第一砲座
15cm臼砲2門用の砲座である。胸墻(きょうしょう)の下部には弾室が9個設けられている。第二砲座と比較すると、首線(射撃の正面方向)がやや右に向けられているため、いびつな平面形状を呈している。
※遺構の長期保存の観点から、砲床に生育した樹木は伐採することが望ましい。また、設置されている石造りのベンチは散策者用に後年置かれたものであり、要塞時代の遺構ではない。
↑ 手前が第一砲座、横墻(おうしょう)を挟んで奥に見えているのが第二砲座

↑ 15cm臼砲
1891(明治24年)に制式採用された青銅製単肉砲身の臼砲で、日清戦争、日露戦争で活躍した。現存する1門が萩・明倫学舎に展示されている。
口径 149.1mm 砲身長 930mm 砲重量 1,474kg 高低射界 +66°~0° 最大射程 4,390m
初速 196~230m/秒(榴弾)、188~222m/秒(榴霰弾) 弾量 30.4kg(榴弾)、34.77kg(榴霰弾)
大本営写真班 撮影『日露戦役写真帖』第15巻,小川一真出版部,1904-1906.
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/774309/1/21

↑ 横墻(おうしょう)
横墻の上に視線を向けると、この砲台の指揮をとっていた「小隊長位置」へ上るための石段が確認できる。
↑ 第二砲座
奥に見えるのは、歩兵塹溝(塹壕)へと続く下り傾斜の塁道。
↑ 手前が第二砲座、横墻(おうしょう)を挟んで奥に見えているのが第一砲座
横墻上に上る木製の階段は、散策者用に後年置かれたものであり、要塞時代の遺構ではない。
↑ 横墻(おうしょう)と、上部の「小隊長位置(指揮所)」を結ぶ石段
↑↓ 石段の先にある、小隊長位置(指揮所)へと続く右カーブの塁道

↑ 塁道側から見た小隊長位置(指揮所)
ここで運用された観測器具は、砲隊鏡と双眼鏡の2点であり、測遠機や砲台鏡は配備されていない。
↑ 小隊長位置(指揮所)と、その背後へ伸びる塁道
↑ 横墻(おうしょう)の上から見下ろした第一砲座
首線(射撃の正面方向)がやや右に向けられているため、いびつな平面形状を呈していることが確認できる。
↑ 横墻(おうしょう)の上から見下ろした第二砲座