歴舟川河口防霧林トーチカ

Rekifunegawa-Estuary-Woods Pillbox


↑ 3方向に設けられた銃眼のうち、中央(南東向き)のもの


◇現地案内・情報提供:大野文明様
 十勝地方の戦争遺跡を調査されている大野文明様に現地を案内していただきました。ありがとうございました。

 浜大樹にある「㈱たむらや 北海道大樹工場」の前から道路に沿って南南東に約1,900mほど進む。その場所で左右を見渡すと、左側(南東)約20mの地点に「歴舟川河口トーチカ1」が、右側(西北西)約80mの地点(マップ上のピン〔赤いマーク〕の位置)に「歴舟川防霧林トーチカ」が残存している。
※Google Mapsでは不鮮明なため、次の写真を参照してください。


↑ 歴舟川河口北側のトーチカの配置




↑ 南東向きの銃眼

↑東北東向きの銃眼



↑ 背面出入口


↑ 出入口から見たトーチカの内部
 3方向に銃眼が設けられている。床面は台形となっている。

↑ 内部から見た背面出入口
 背面の壁に、2か所の小窓が設けられており、型枠支保工の木材がそのまま残っていた。背面に小窓を設けたトーチカは非常に珍しく、貴重である。

↑ 内部から見た背面出入口と小窓、東北東向きの銃眼

↑ 内部から見た背面の小窓

↑南南東向きの銃眼と、背面の小窓と出入口

↑ 背面出入口と南南東向きの銃眼
 上から見ると台形をしていることが分かる。

↑ 南南東向きの銃眼